新緑の季節です。

2014.05.13 Tuesday

0
    新緑が美しい季節になりました。
    まだ霜の心配はあるものの日中の気温も上がり、畑の野菜たち(と雑草…)もぐんぐん成長しています。虫の音や鳥の声、夜にはカエルの合唱も聞かれるようになり、賑やかな季節となりました。


    チマサンチュの定植後、草でマルチをしてやります。


    マルチ後はこんなかんじ。


    今年はコンパニオンプランツに挑戦。キャベツとチマサンチュを一緒に植えてみました。
    キャベツのそばにレタスを植えると、ヨトウムシやモンシロチョウ、コナガの害が少なくなるようです。「ひとつの畝にひとつの作物」ではなく、同じ畝にいろいろな種類を植えてみるというのもまた面白いですね。


    エンドウの花がようやく咲きました。エンドウの後ろの棒のように見えるのは、去年のオクラの枝。支柱代わりにそのまま使います。



    麦が穂を付け始めました。収穫は6月。
    梅雨時期と収穫時期が重なる小麦は、刈り取るタイミングが命。


    ユリが咲き始める季節ですね。このユリはなんていう名前なんだろう…。鮮やかな黄色が綺麗です。「みたけの森」のささゆりもつぼみをつけ始めたようです。


    田植えの日を待つ稲たち。品種は地元のお米、マキタコシ。
    今年の田植えは5月24日(土)と25日(日)です。
    例年通りみんなでわいわい手植えをしたいと思います。ぜひご参加ください!


     

    手前味噌作り

    2014.03.31 Monday

    0
      今年のお味噌を仕込みました。
      春になる前になんとか仕込みたかったので、ようやくできてほっと一安心。

      去年は大豆の収量が少なくわが家の大豆では出来ませんでしたが、
      今年は大豆も米麹のお米も自家製です。


      茹でただけでもとっても美味しいこの大豆。
      品種は「さといらず」。砂糖がいらないほど甘い、という意味だそう。
       

      自分たちのお米がこんなに美しい麹に。嬉しいです。
      麹は美濃加茂の手作り味噌屋さん、浅野やさんにお願いして麹を付けてもらいました。
      (お味噌の作り方のコツまで丁寧に教えて頂きました。)

      庭で煮ること約7時間…。
       

      茹であがったらここからが勝負。大豆をすりこぎで潰していきます。
      杵と臼で潰すと一度にできて楽なのですが、ないので地道に…。
      (夢中になりすぎて写真を撮るのを忘れました。。)

      麹と大豆、塩をまんべんなく混ぜて団子状に丸め、空気が入らないように上から押しながら詰めていきます。表面に薄く塩をふり、重しをして完成。
      去年より量を増やしたためかなり時間がかかってしまい、朝から始めて終わったのは夕方。やっとできた!という開放感でいっぱいで、もう本当にくたくたでした(笑)

      来年に向けての課題もいくつかありますが、ひとまず今年はこれで一安心。
      あとはお味噌がおいしく熟成してくれるのを待つばかりです。

      何はなくとも米と味噌がある、という安心感は本当に何ものにも代え難いもの。
      もし何かあっても、自分たちの作った食べ物が自分たちの手元にあるというのは、何よりも強い事だと思うのです。
       

      火のある暮らし

      2014.02.13 Thursday

      0


        先日の大雪で、庭も、畑も一面銀世界。家の前の細い道が雪で塞がれてしまって身動きがとれず、
        3日ほど家に缶詰め状態でした。まだまだ雪が溶けず野菜の収穫ができないため、配送もお休みです。


        真っ白な庭

        庭の木の実を食べに来たキジ鳩
         

        同じ御嵩町内でも山側に位置する私たちの地域は特に気温が低く、冬の寒さは厳しいです。

        そんな時に活躍するのが薪ストーブ。知り合いの方に譲ってもらったこの薪ストーブは、今やわが家の冬には欠かせないものとなりました。おしゃれに薪ストーブ…と言いたいところですが、わが家の場合は冬にかさむガス代を少しでも減らしたい、というのが本当のところです。笑
         

        薪は家の裏の山から。1〜2年かけて乾燥させます。

         

        お茶のお湯を湧かして、スープを煮て、豆を煮て、小松菜を茹でて、ごはんを炊いて。

        木のエネルギーで料理をすると、普段の料理より2倍ぐらいの時間がかかります。

        時間はかかるけれど、コトコトゆっくり煮たお豆や大根、土鍋で炊いたごはんは格段においしい。

        ごはんを普段よりもっと丁寧に作ってみる。そうすると、なんだかいつもの素材たちがさらに大事に大事に思えるのです。



         

        料理をしている間、土間も暖まって足元までぽかぽか。熾火になったら炭を火鉢に。さつまいもも焼いてみようかな。ついでに湯たんぽも温めておこう。灰が溜まってきたからそろそろ畑に蒔こうかな。一石二鳥どころか、何鳥にもなってしまう薪ストーブ。本当に無駄がありません。

        一方で、放射能の影響を受けて、東北の知り合いの方は薪ストーブを使うことを断念したと仰っていました。自然のエネルギーを使って無駄なく循環出来ていたはずのものがその循環を断ち切られ、この先何年、何十年も使えなくなる…。それが意味するものは何だろう。

        日々自分が何を食べるのか。どうやって食べるのか。そのひとつひとつの選択が、投票権のようなものだと思うのです。もっともっと「食べる」を丁寧に。火のある暮らしを楽しみながら、実践していきたいです。
         

        種、タネ、たね

        2013.10.15 Tuesday

        0
          キノコバエのせいで、しばらくご無沙汰だったブログの更新。(いい訳です。)
          すっかり秋らしくなり、周りの木々も次第に色づいてきました。つい最近までの真夏日はどこへやら、ぐっと気温も下がって朝晩は寒いほど。
          夏野菜もそろそろ終わりを迎えようとしている中、農園では少しずつ夏野菜の種取りを始めました。


          こちらはオクラ。莢はとても堅く、このように縦にヒビが入ります。
          中には深緑色の種が。


          巨大ズッキーニ!種用ともなるとかなり大きく、3kg程あります。
          もともと緑色の品種ですが、熟してオレンジ色に。


          種採り用長ナス。大きさがわかるように手袋を置いてみました。
          通常出荷するサイズはこの3分の1ほど。


          トウモロコシ。
          アワノメイガの食害がひどく今年はほとんど出荷できなかったので、来年こそ!


          甘長とピーマン。熟すとこんなに真っ赤になります。
          比較的採り易い果菜類の種。中身を取り出して、水で洗ってから乾燥させます。


          鷹の爪。乾燥させてから種用に選別します。


          小豆。こちらも乾燥させてから脱粒し、良い粒を来年の種として残します。


          夏野菜ではないですが、乾燥の終わった小松菜の種。頂いたかわいいビンに入れてみました。


           農園を始めてから少しずつ続けている自家採種。気付けばその種類は20種類ほどになりました。
          自家採種の種は強い!です。同じ品種でも、不思議と自家採種のものの方がより元気に逞しく育つのです。「種が土地を記憶している」とでも言うのか、種を採り続けると、次第にその土地に合ったものになっていくのでしょう。環境が違えば気候も違うし土も違う。その土地土地にあった種を取り続けることは種そのものの多様性、生物の多様性にもつながります。

           ホームセンターや直売所など、市場に出回るそのほとんどの種が「F1」と呼ばれる種です。F1種とは、形や見栄えが良く耐性があり、大量に流通出来るように人工的に交配された種のこと。F1が市場に出回る以前、昭和30年ごろまでは農家が自分で育てた野菜から種を採るということが当たり前でした。

           F1種は一代限りの種のため、種を継いでいくことができません。仮にF1種から種を採ったとしても、形が揃わなかったり、性質の違うものができてしまったりと生産が安定しないのです。結果、農家は種を種苗会社から買わざるを得なくなります。

           また遺伝子組換え種子にも注目です。遺伝子組換え技術とは遺伝子を人工的に操作することで、自然界には起こりえない生命を誕生させる技術のことです。1966にアメリカで初めて除草剤耐性や殺虫毒性を持った遺伝子を組み込むことで、除草剤を使っても枯れない、虫が食べれば死んでしまうというトウモロコシや大豆、ナタネが作られました。
           
           遺伝子組み換え技術がこれまでの品種改良や交配と明らかに違うのは、生物の種類に関係なく交配ができてしまうという点です。言ってしまえば、トウモロコシの遺伝子を取り出して、ネズミに入れてしまうことも出来てしまうわけです。そんな自然に逆らった技術が、人にも環境にも本当に影響がないと言えるんだろうか。「直ちに影響はない」という言葉、どこかで聞いたような…。

          当たり前のことですが、野菜は種からできます。その種はどこから来て、どうやって育てられたものだろう?種を考えることは、私たちの食の未来にもつながります。


          12月22日(日)には、多治見にて「世界が食べられなくなる日」の上映を企画しています。(詳しくはこちら:http://www016.upp.so-net.ne.jp/daizu-trust/pg150.html)遺伝子組換え技術に詳しい天笠啓祐さんの講演会も併せて企画していますので、ぜひ足をお運びください。

           
          東京国分寺にあるカフェスロー。ここには、「つづくたねのプレート」という在来種の野菜のみを使ったランチプレートがありましたよ。http://blog.cafeslow.com/?eid=1151883​

          また、吉祥寺では「種市」という固定種、在来種をテーマにしたイベントも定期的に開催されているようです。面白そう!http://www.organic-base.com/topic/tane/index.html


           

          今年は成り年なのか、柿がたくさん実を付けています。

          夏の畑

          2013.07.26 Friday

          0
             毎日めいっぱい汗をかきながら、除草と追肥に追われる日々。
            草取りの手を止めてふと空を見上げると、雲一つない真っ青な空。たまにふっと吹く風が気持ち良いです。


            今年もかかしが大豆をカラスから守ってくれてます。

            去年は苗を植えた直後に遅霜にやられ、ほとんど採れなかったズッキーニ。
            今年は自家採種の種も元気よく育ち、絶好調でした。

            草なのか、モロヘイヤなのか…。完全に埋もれてしまっていますが、草水分の蒸発を防いでくれたり、地温を低く保ってくれたりということも。除草が追いつかないから結果としてこうなるのですが…(笑)。

            ツルムラサキ。葉がふっくらしていて、とても綺麗。
            夏の貴重な葉ものの一つです。つるが伸びて大きくなると、ピンクのかわいい花をつけます。

            きゅうりの赤ちゃん。今年はコンパニオンプランツとしてねぎと一緒に混植してみました。
            結果はいかに。

            トウモロコシ。トウモロコシが大好きなアワノメイガが今年は沢山ついてしまって、収量はほんのわずかでした。それでも夏の味覚を楽しめて感謝。特に採りたてを生で頂くのは本当に美味しい!

            かぼちゃのつる。こちらも草に呑まれそうですが…
            草にも負けずぐんぐん葉を伸ばして成長中。

            乾燥の終わった小麦たち。そろそろ脱粒しなくては。

            「自然農」区画のピーマン。耕さず、毎年この場所で種を取り続けます。

            夏は畑が一番にぎやかな時期です。

            ご近所のおばあちゃんが植えたひまわり。「『ひまわり』っていうけど、ひまわりはよく見てると本当にいつもお天道様の方を向いて回っとる。昔の人はよう言ったもんやね。」とおばあちゃん。
            確かに、良く観察すると花はいつも太陽の方を向いている!ひまわりって漢字では「向日葵」と書きますね。なるほど〜

            本当に土が変わって、野菜が変わってきた。そんな実感があります。
            野菜は土の結果。百姓って、土を育てる仕事と言ってもいいかもしれません。